FOR TEACHER
高校など教育関係者の方へ
大きく進化を遂げる高校教育の中で、高校生の無限の力を信じ、
本物の問題解決に挑戦する舞台を提供し続けます
MESSAGE

国内の経済的な停滞や、迫りくる地球温暖化、社会的な分断の問題から「何とかしなければいけない・・」という悲痛な思いが社会全体に広がっています。

その対応策として”探究”や”AO入試の加速”など、教育制度の改革が推進されてきています。この改革の中で、学校教育は、従来の講義型の学習から社会と接続した実践的な学習への大きな転換点を迎えています。

very50の提供するMission on the Groundは、新興国を含む海外、国内といった様々なフィールドで、社会課題に対して行動を起こすことで解決を目指し、従来の教室では得られない学び・見つけられない生徒の強みと出会うための実践型探究学習です。

POINT

very50の実践型教育のこだわり

①リアルなSDGsの実践

一つ目は、リアルなSDGsの課題に主体的に挑むプロジェクトである、ということです。実際に途上国などの現場に赴き、本気で社会を変えようとしているチェンジメーカーや現地の人々とともに、協働して問題解決に取り組むことになります。これにより、多様な背景を持つ人々と、言語の壁を超えて協働する力が身につきます。

②「生きる力」を育むプロジェクト

二つ目は、真の「生きる力」を育むプロジェクトである、ということです。ここには二つの意味が含まれています。まずは、途上国などの海外という「非日常的な空間」で生活しながら、「やったことのないことに挑戦する」というタフな経験をすることから、まさに「ストリートスマート」と呼ぶべき強さが身につきます。同時に、国内のトレーニングにおいては汎用的なスキルとしての「問題解決能力」を鍛えることで、社会に出ても通用する「生きる力」を身に付けることができます。10年以上に渡って企業やビジネスパーソンの研修を行ってきたvery50だからこそ、そこから逆算し、社会を生き抜くために必要な力を育てることが可能となっています。

③社会と一体となる仕組

三つ目は、「社会とつながる」プロジェクトである、ということです。高校生たちは、リアルな社会課題に対し、社会起業家とともに、実際に社会で活躍してるフェローの支援を受けながら対峙していくことになります。学校はよく「小さな社会」であるべきだと言われますが、MoGではそこを飛び出し、まさに「本物の社会」にその一員として参画することになるのです。これによって、「学校と社会」という断絶を繋ぎ、よりスムーズなトラジッションを期待することができます。

参考記事:「あんなに心が揺れたのは人生で初めて」総合商社で働きながら、社会人フェローとしてMoGに初参加して見えたもの

PROJECT

生徒が参加するプロジェクトの流れ

  • 01 プロジェクト選択
    SDGsの課題解決にいどむ、プロジェクトの中から自分が参加したいものを決めます。社会課題、ビジネス、チェンジメーカーの人柄など各々の興味関心に合わせて主体的に選択していきます。
  • 02 実践的なトレーニング
    社会に出てからも役に立つ実践的な問題解決能力のトレーニングを受けます。動画やワークショップを通じたインプットに始まり、問題の現場とつなげてのディスカッション、そしてプレゼンテーションにフィードバックを受ける。「学ぶ→実践する→フィードバックを受ける」という学びのサイクルを3回ほど繰り返します。
  • 03 現地でのプロジェクト
    実際のSDGsの課題の現場に足を運びます。第1線で活躍する社会人フェロー、大学生メンターのサポートを受けながら、飽くまで主体的に問題解決に挑みます。成功も失敗も自分自身の体験となります。
  • 04 振り返り
    プロジェクト中の活動についてフィードバックレポートをもらいます。忍耐力、コミュニケーション能力、計画性、創造力など多くの非認知能力が見つかります。帰国後振り返りながら、自分のキャリア選択や、活動に活かしていきます。

御校ならではの実践型教育を実現

プロジェクト形式

各地のチェンジメーカーと協働して、社会課題解決を目指して生徒が主体的に考えて行動していく探求型研修旅行であるMoG(Mission on the Ground)を中心に、様々な形で生徒に実践を舞台にした学びを提供いたします。

MoG

SDGsの課題解決に挑みます。問題解決の力を発揮しながら解決を目指します。弊社が企業向け研修で実施しているものと同じプロジェクトとなり、高い主体性、思考力が鍛えられます。

G-MoG

海外の高校生たちと一緒に、SDGsの課題解決に挑みます。異文化コミュニケーションを乗り越えながら、多様性を生かして問題解決に挑みます。

B-MoG

SDGsの課題に関わることを目指します。ただ、見学にいくスタディツアーとは異なり、アクションを大切にしています。教室では見えない、非認知能力など自分の強みや、価値観に出会うことができます。

DiG

MoGとは違い、現地の起業家とは協働をしません。直接自分たちが関わる形で、アイデア力、クリティカル・シンキングを活用しながらSDGsの課題解決をするビジネスアイデアの立案に挑みます。プロジェクト終了後、ビジネスコンテストに参加する生徒が多くいます。

ビジネス探究/問題解決探究

教室にいても実施が可能です。実践的なビジネスの創り方を学ぶ、総合学習としての探究や、身の回りの問題解決にアクションを落としていく探究など、多様な探求学習の形作りをサポートいたします。

活動地域

アジア新興国を中心に世界中様々な地域で活動が可能です。期間や予算に合わせて地域を決めていきます。

アジア新興国

SDGsの課題がシビアに残るアジアの開発途上国。より実践的に生徒の力が求められています。

欧州/豪州

高校生の海外学習の入り口として有名な国々。生徒が馴染みやすい訪問国となります。

国内

国内にもSDGsの課題は多くあります。移動時間が少なく導入が比較的容易です。

教室から

ZOOMなどのICTツールを活用しながら、国内からでも教室外の現地とつないで、実践的な学びが可能です。

導入事例

DiG × カンボジア / 聖ウルスラ学院英智高等学校

6月からチームを組んで動き出し、衣・食・住ごとにチームに分かれて活動をはじめました。

日本国内で、課題発見からアイデア出しのトレーニングを受け、3つのチームがそれぞれ現地にどんな問題があるかを事前に考えていきます。カンボジアでは、実際に何度もスラムに足を運び、実際の問題に触れて、より詳しく問題を分析していきました。

大人になっても、足し算引き算が出来ない人たちがたくさんいることを知ったチームは、学校に行けない子供に足し算引き算を学んでもらうゲームを考案し、現地で調達した材料で試作品をつくり、効果があることを確認して帰国。

継続的な活動にするべく日本でも試作品の開発やビジネスプランを作成しています。

MoG × 鳥取県-大山町 / 工学院大学附属高等学校

鳥取県大山町の、鳥獣被害の問題に取り組んだMoGとなりました。

論理的思考能力や、問題解決能力の事前トレーニングをすませた後、地元のジビエ協会とともに活動しました。

農作物を荒らすなどの原因から、駆除対象となった鳥獣(=ジビエ)の命を破棄するのではなく守りたい。地域創生のために、観光資源として活用することに挑みました。調査を経て、行き着いたのはジビエを使った「ジビエカレー」という新しい名産品を作ること。

実験的に販売した様子は、地元のテレビ局にも取り上げられ話題となりました。ジビエカレーは現在、商品化されています。

EDUCATIONAL TOOL

教材について

ゆうさぎテキスト

21世紀型の力を身につけるためのテキスト。高校生でも馴染みやすいテキスト、ワークシートがセットになっています。様々な授業形式に合わせて柔軟に使い分けることが可能です。LINEスタンプや、サイコロなどのグッズも合わせて生徒のやる気を引き出します。持ち運びも容易なため、探究型修学旅行の最中にもすぐに振り返りが可能です。

「ビジネスコンテスト挑戦編」「SDGs課題解決アクション編」

「ビジネスコンテスト挑戦編」、「SDGs課題解決アクション編」の2種類の探究型総合学習を提供しております。企業研修から生まれてきた、実践的な内容が特徴です。希望の場合は、先生とともに実施していく研修もセットで1年間の計画をつくりあげていきます。

very50オリジナル動画

社会人研修でも活用されている、問題解決の現場で役に立つ技術についての動画クリップ。合計50以上のコンテンツを揃えております。探究活動の中でも訪れる、ディスカッション、プレゼン、インタビューなど細かい場面に最適の実践技術の学習が可能です。生徒の最低限の知識を揃えた上で、授業コントロールがより容易になります。

先生向け「留学生TALK β版」

海外大学を検討してみよう..!という人は徐々に増えています。ところが情報が少なくて多くの生徒が3日も持たず、その興味を失ってしまいます。そんな生徒を進路指導している、先生のお助けツールが留学TALKです。興味がある大学の生徒とオンラインで話をして、質問ができます。現在β版が試験運用中ですが、生徒のアフターフォローとして活用いただけます。

SAFETY

安全管理

10年近くもの期間、未成年の途上国での活動をサポートしてきました。トラブルは必ず起こるものという前提で、生徒の安全、社会的な批判への対策など、学校と一体で適切なリスク管理を実現します。

渡航前

保護者説明会

渡航先の治安、街の様子、健康管理の情報や、受けておくべき予防接種などについてご案内します。

緊急連絡カード作成

緊急時のために携帯する、英語のカード。周囲の人へ助けを求めるときに使います。

学校側との連絡体制確立

事前に打ち合わせをして情報をどのように流していくのかを決めておきます。緊急時の搬送病院も確認しておきます。

渡航中 ※一例

コンティンジェンシープラン(緊急対応マニュアル)

想定されるあらゆるパターンを項目化し、クライシス事象の影響を最小化するための対応マニュアル。全スタッフが携帯。

医療体制(デイリー体調チェック)

毎朝、検温し、問診フォームへ生徒に入力してもらい、健康状態のモニタリングをします。体調不良の際に、「普段からの変化」がデータで理解できる重要な手段です。

毎朝検温
問診票
(現地で生徒がスマホから送信)
国内の医療チームが現地スタッフへサマリー(注意喚起)を共有
NETWORK

世界中で広がるSDGsネットワーク

SDGs課題に挑むチェンジメーカーたち

11年間、アジアを中心とした開発途上国の現場でSDGsの課題解決に挑むチェンジメーカーたちと活動してきました。今では10カ国37社を超える経営者たちとの強い繋がりがあります。

世界の人材育成期間

韓国、香港、アメリカなどの世界中の人材育成期間と提携をしています。日本の人材育成を、日本という枠に収まらず世界の人材育成として世界中のサポートを受けながら実現していきます。

SDGs課題解決パートナー / バングラデシュ エクマットラ

アジア最貧国の1つであるバングラデシュで、ストリートチルドレンを保護している団体です。「元ストリートチルドレン」という経歴を、「人の痛みがわかる」という強みととらえてより良い世界を作っていくためのリーダー候補として片田舎に全寮制の学校をつくり、質の高い教育を届けています。very50は長年、運営費用の寄付、1000万円を超えるクラウドファンディングの立ち上げなど様々な形でサポートをしています。一方で、多くの参加者がエクマットラとのMoGを通じて、人生を変えるような経験をしており、win-winな関係を構築しています。

人材育成機関パートナー / 韓国 underdogs.

underdogs.は韓国のSocial Business(韓国特有の法人格)です。SDGsの課題解決をするビジネスリーダー育成を目的としてインキュベーションやワークショップを行っています。30人以上いる従業員の全員が、元起業家というプロフェッショナル集団。問題解決のトレーニングの共有や、日韓の高校生が混成チームとして課題解決に挑む、G-MoGの企画など様々なかたちで協業をしている、力強いパートナーです。

FLOW

導入までの流れ

  • ヒアリング
    御校がどんな教育を実現したいのか。経営視点も含めてお伺いいたします。
  • 探究のレベルや時間に応じて提案プロジェクト型を決める
    参加する生徒の想定レベルと、滞在型か非滞在型かなどに合わせてB-MoG,MoG,G-MoG,DiG,探究から最適な形を決めていきます。
  • 管理職・他の教員の方々への説明
    周囲の先生の理解も得られるようにお手伝いいたします。弊社スタッフによるプレゼンテーションも可能です。
  • 導入
    時期、人数、コース、学年など、カリキュラムをベースにやることの中身を決めていきます。
  • プロジェクトスタート
    当団体スタッフが御校に伺いプロジェクトのトレーニングなどを行います。ご希望に合わせて、教員向け研修も実施可能です。
  • プロジェクト
    現地に行ったり、教室で行ったりと実際にプロジェクトが進んでいきます。
  • 振り返り、進学サポートなど
    MoGでは生徒の強み弱みレポートを作成します。教員に使っていただける、留学生TALK(海外大学留学生と話が出来るサービス)や有料での推薦文サポートなどを活用し先生と二人三脚で生徒のその後をサポートします。

導入実績

VOICE

長 先生

聖ウルスラ学院高等学校

MoGに参加する動機ってさまざまだと思います。「AO入試のため」あたりは代表的ですが、単純に「面白そう」で参加している子が多いように見えます。興味深いのは、MoGは参加する生徒だけでなく、引率教員や、プロボノのファシリテータやvery50スタッフまでも全員の成長も感じるところです。どこかのビジネス講座にお金を払って学ぶことが実践と体験を通して学べる、と例えればいいんですかね。探究を取り入れる学校としても、MoGの発揮するものに価値を感じています。

谷 先生

京都橘高等学校

確実に子供達が変わる。アジアへ行き、社会現場、そこで暮らす人々、過酷な現状に対してビジネスで勝負をする人々…あらゆる本物の社会・大人の姿を見せることができると思います。他人が考える事が自分にも関係している。今まで他人事だったことが自分事になるわけなので、当然視座の高さや意識は変化していくと思います。それと、座学で学ぶのではなく、実際に現地に行き、脳がちぎれるほど考え抜き、仲間・チェンジメーカーのことを考えることで、見えてくる世界があると思います。

AWARD
2018年 経済産業省主催
「第9回キャリア教育アワード」優秀賞(中小企業の部)
2017年日本アクティブ・ラーニング学会主催
「ACTIVE LEARNING AWARD 2017」
非ICT部門銀賞を受賞